WEB連載 第1回「スペース・イサン」
コンセプト 「劇場的春、京都」とは
京都では、劇場やオルタナティブスペースなどの多彩な会場、さまざまな出自のカンパニーがそれぞれのコミュニティや色をもちながら活動をしており、多様な作品や企画が動く豊かな土壌を持っていると言える。しかしその様子は、小さな「舞台芸術業界」の一歩外から眺めた時に、わかりにくく、とっかかりのつかめないものになっているのではないか。それが、劇場の敷居を無意識に高くして、観劇に訪れるひとびとの足を鈍らせているのではないだろうか。
「劇場的春、京都」では、その中でも小劇場演劇を中心に、京都の演劇の豊かさを乱暴にひとつにまとめるということではなく、それぞれがばらばらに発信している魅力を、その多彩さはそのままにひとつの形に整えて提示することで、新しい観客との出会いの入口を広げることを目指す。
なお本取組みは、現在、京都初の国際現代芸術祭であるPARASOPHIA(2015/3/7〜5/10)の開催に合わせ、京都の文化芸術に関する様々な事業を一体的に発信するためのプロジェクト『ART GRID KYOTO』の一環となっている。1年目は、本取組みの意義を共有し深める場として、劇場シンポジウム、オーラルヒストリー等を展開する。
主催:「劇場的春、京都」実行委員会
協力:ART GRID KYOTO、京都舞台芸術協会
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